pass
[pʰäːs]
pass は非常に多義的な単語であり、基本的にはある地点や状態から別の地点や状態へ移動するという核心的なイメージを持っています。日本語では文脈に応じて手渡す 合格する 通り過ぎる 経過するなど全く異なる訳語が当てられますが、すべてはこの通過という概念に基づいています。
意味の使い分けとニュアンス
物理的な移動に関しては、pass は単に横を通り過ぎるだけでなく、スポーツなどでボールを相手に手渡す際にも使われます。また、時間に関しては、単に時計の針が進むだけでなく、ある特定の期間が経過するという感覚で用いられます。
試験などの文脈では、基準点という境界線を通り抜けることから合格するという意味になります。一方で、名詞として使われる場合は、物理的な境界を越えるための通行証や、山脈の最も低い地点である峠を指します。
類義語との違い
pass と go past: どちらも通り過ぎると訳せますが、go past は単に物理的に横を通り過ぎる動作に重点を置くのに対し、pass は追い越す(overtake)というニュアンスや、特定の地点を通過するという結果に重点が置かれることが多いです。
pass と succeed: 成功するという意味で混同されやすいですが、pass は試験などの設定された基準をクリアして合格することに限定されます。人生における成功や、計画の達成には succeed を使用します。
注意すべき表現
特に注意が必要なのは、pass away という句動詞です。これは pass(通り過ぎる)のイメージから転じて、この世を去るつまり亡くなるという非常に丁寧な婉曲表現になります。単に die と言うよりも配慮のある言い方になります。
不適切な用法: 試験に成功したという意味で I passed the exam と考えるのではなく、基準をクリアして合格したと解釈してください。
不適切な用法: 時間が成功したという意味で The time passed quickly と考えるのではなく、時間が経過したと解釈してください。
Countable when referring to a physical permit or a mountain route.