incidence
incidenceは、主に医学や統計学の分野で、ある特定の期間内に新しい症例や出来事がどれだけ発生したかという発生率を指す専門的な単語です。単に何かが起きることではなく、人口などの母集団に対して、新しくその事象が発生した割合や頻度に焦点を当てた表現です。
混同しやすい概念との違い
日本語ではどちらも発生率や割合と訳されることがありますが、英語では incidence と prevalence を明確に区別します。
incidence: 特定の期間に新しく発生したケースの数(新規発生率)。
prevalence: ある時点において、その状態にある人が全部でどれくらいいるか(有病率・普及率)。
例えば、ある病気の incidence が高い場合は最近、新しくその病気になる人が増えていることを意味し、prevalence が高い場合は社会全体にその病気を持っている人が多く存在することを意味します。
文脈による使い分け
医学的な文脈以外では、不快な出来事や予期せぬ事象が起こる頻度を指して使われます。例えば、副作用の発生頻度や、犯罪の発生率などが挙げられます。
❌ The incidence of the crime is high. (単に犯罪が多いと言いたい場合は crime rate が一般的です)
✅ There is a high incidence of side effects in this group. (このグループでは副作用の発生率が高い)
文法的には不可算名詞として扱われることが多いですが、統計的な数値や特定のケースを指す場合には可算名詞として扱われることもあります。
Countable when referring to a specific occurrence or a single instance of something happening. Uncountable when referring to the overall statistical rate or frequency of an event.