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heparanase

ヘパラナーゼ
名詞

heparanaseは、細胞外マトリックスの主要成分であるヘパラン硫酸を特異的に分解するエンドグリコシダーゼの一種です。この酵素は、組織の構造的な障壁を物理的に除去することで、細胞の移動や浸潤を可能にする重要な役割を担っています。

癌の転移と病理学的意義

特に癌細胞においてheparanaseの過剰発現は、腫瘍の浸潤や転移を促進する要因として知られています。癌細胞がこの酵素を分泌することで、周囲の基底膜や細胞外マトリックスが分解され、癌細胞が血管やリンパ管へ侵入しやすくなるためです。そのため、癌治療における新たな治療標的として注目されています。

生理的機能と他の酵素との関係

病理的な側面だけでなく、正常な組織においても炎症反応や組織の再構築、あるいは成長因子の放出を制御するといった生理的な機能を持っています。他のマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)などの分解酵素と協調して働くことで、組織の透過性を変化させ、免疫細胞の遊走などを制御しています。

意味

名詞ヘパラナーゼ

組織の細胞外マトリックスに存在する複合糖分子であるヘパラン硫酸を分解する酵素のこと

関連語

最終更新日: May 2026誤りを報告する