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euchromatin

真染色質
名詞

euchromatin(真染色質)は、細胞核内で緩くほどけているDNA領域を指します。この状態にあるDNAは、転写因子やRNAポリメラーゼなどの酵素がアクセスしやすいため、遺伝子の発現が活発に行われる領域であることを意味します。対照的に、高度に凝集して転写が抑制されている領域は heterochromatin(異染色質)と呼ばれます。

構造的な特徴と機能

真染色質は、電子顕微鏡で観察した際に明るく見えるため、英語の eu-(真の、良い)という接頭辞が付けられています。この緩い構造こそが、生命維持に必要なタンパク質を合成するための設計図であるDNAから情報を読み出すための鍵となります。

転写活性が高い状態であること
染色性が低く、明るい領域として観察されること
細胞周期の間隙期に多く見られること

異染色質との対比

euchromatinheterochromatin は、単に構造が異なるだけでなく、機能的な役割が明確に分かれています。euchromatin開いた本のように読み取り可能な状態であるのに対し、heterochromatin閉じられた本のように情報を保護し、不要な遺伝子が発現しないように制御している状態です。このように、クロマチンの凝集度の変化によって遺伝子のオンとオフを切り替える仕組みは、エピジェネティクスの根幹を成す重要なメカニズムです。

意味

名詞真染色質

転写活性を持つDNAからなり、緩く凝集して染色性が低いクロマチンの形態

The researchers observed a high concentration of euchromatin in the nucleus of the active cell.

関連語

最終更新日: May 2026誤りを報告する