brass
brass は、物理的な素材としての意味と、組織の権力構造における比喩的な意味という、全く異なる二つの側面を持っています。
素材としての意味とニュアンス
物理的な意味では、銅と亜鉛の合金である真鍮を指します。金に似た光沢を持つため、装飾品や楽器(金管楽器など)、弾薬の薬莢などに広く使われます。日本語でも真鍮として定着していますが、英語では特に光り輝く金属という視覚的なイメージや、耐久性のある実用的な素材という文脈で頻繁に登場します。
比喩的な意味と注意点
比喩的に使われる場合、特に軍隊や警察などの階級社会において、権限を持つ高位の役職に就いている人々、つまり上層部を指します。この表現には、単に役職が高いということだけでなく、権威的であるとか冷徹に決定を下すといった、やや批判的または皮肉なニュアンスが含まれることがあります。
❌ The brass decided to change the plan. (単に上司が計画を変えたという意味ではなく、組織のトップたちが(現場の意向を無視して)決定したというニュアンスが含まれやすいため注意が必要です)
✅ The top brass (上層部を指す際によく使われる定型表現です)
混同しやすい表現brass には厚かましいや図々しいという意味の形容詞的な用法(brass-necked など)もあります。これは、真鍮が硬くて光っていることから転じて、恥じらいがなく、大胆で不遜な態度を指すようになったものです。日本語の真鍮という言葉にはこのような意味はないため、文脈によって素材なのか権力者なのか、あるいは厚かましい態度なのかを慎重に判断する必要があります。
Uncountable when referring to the metal alloy. Countable when referring to high-ranking officials.
意味
句動詞
brass it out
勇気と根性を持って困難な状況に耐え抜く
圧倒的に不利な状況だったが、兵士たちは増援が到着するまでなんとか耐え抜くことを決めた。