non-self
非自己の / 無我
形容詞名詞
複数形: non-selves
non-selfは、文脈によって生物学的な意味と哲学的な意味の二つの全く異なる側面を持ちます。生物学的な文脈では、身体の免疫システムが自分のものではないと判断して攻撃対象とする異物を指し、哲学的な文脈では、固定的な自己という概念を否定する精神状態や理論を指します。
免疫学における非自己
医学や生物学の分野では、self(自己)と対比させて使われます。免疫系は、自分の細胞(自己)と、細菌やウイルスなどの外部からの侵入者(非自己)を厳密に区別することで身体を守っています。もし免疫系が誤ってselfをnon-selfとして認識してしまうと、自己免疫疾患などの問題が発生します。
正しい例:non-self antigens(非自己抗原)
関連概念:self-tolerance(自己寛容)
哲学および宗教における無我
精神世界や仏教哲学の文脈では、non-selfは無我と訳されます。これは単に自分がいないということではなく、不変で独立した私という実体は存在せず、あらゆるものは相互に依存して変化し続けているという概念を指します。この意味でのnon-selfは、執着から解放されるためのポジティブな精神的到達点として扱われることが多いです。
概念的な対比:ego(自我)に対する non-self(無我)