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neume

ネウマ
名詞
複数形: neumes

neumeは、現代の五線譜が普及する以前の中世ヨーロッパで使われていた音楽記譜法の基礎となる記号です。もともとは正確な音高を示すことよりも、旋律が上がるか下がるかという方向性や、歌唱のニュアンスを記憶するための補助的な役割を持っていました。そのため、初期のneumeは特定の音高を固定せず、歌い手の記憶に頼る形式であったことが特徴です。

記譜法の進化と役割

初期のneumeは、単なる線や点のような単純な形状でしたが、時代が進むにつれてより複雑な形状へと進化し、最終的にはグイド・ダレッツォによる線譜の導入へとつながりました。これにより、音楽は記憶を助けるためのメモから誰が読んでも同じ音で再現できる設計図へと変化しました。現代の音楽理論を学ぶ際、neumeを理解することは、西洋音楽がどのようにして体系化されたかを知る上で非常に重要です。

現代の楽譜との決定的な違い

現代の楽譜は、五線という絶対的な基準があるため、楽譜を見ただけで正確なピッチを特定できます。しかし、neumeを用いた記譜法では、基準となる線が存在しないため、あらかじめ曲のメロディを知っていることが前提となっていました。例えば、ある記号が上昇を示していても、それが具体的にどの音からどの音へ上がるのかは、伝統的な伝承や指導によって伝えられていたのです。

意味

名詞ネウマ

中世初期の音楽記譜法において、音の高さや旋律の方向を示すために用いられた記号のこと

関連語

最終更新日: May 2026誤りを報告する