hagiography
聖人伝 / 美化された伝記
名詞
複数形: hagiographies
もともとはキリスト教における聖人の生涯を記録した伝記を指す言葉ですが、現代ではより広い意味で、特定の人物を過剰に称賛し、欠点を意図的に排除して描いた美化された伝記という批判的な文脈で使われることが多くなっています。
意味の使い分けと注意点
宗教的な文脈で使われる場合は、信仰心を高めるための正当な記録として扱われますが、政治家や著名人の伝記に対して hagiography という言葉が使われる場合、それは客観性に欠け、都合の良い面だけを強調した書き方であるという皮肉や批判が込められています。
客観的な伝記: biography(事実に基づいた生涯の記録)
美化された伝記: hagiography(聖人扱いした、あるいは過剰に称賛した記録)
例えば、ある指導者の伝記が単なる称賛に終始している場合、これは歴史書ではなく hagiography に過ぎないという表現で、その内容の偏りを指摘することができます。
意味
名詞聖人伝
聖人の生涯に関する記述
"The monastery preserved an ancient hagiography of Saint Benedict."
初期の教会は、信者に感銘を与えるために膨大な量の聖人伝を制作した。
名詞美化された伝記
対象者を理想化し、欠点や失敗を無視して完璧な人物像を提示する伝記
"The book was criticized as mere hagiography rather than a balanced historical account."
その本は、大統領の生涯に関する均衡の取れた歴史的記述ではなく、単なる美化された伝記であると批判された。