captive
captive は、物理的な拘束だけでなく、心理的または状況的な逃げられない状態を表現する際に非常に便利な単語です。単に捕らえられたという意味だけでなく、本人の意志に関わらず、ある力や状況に縛り付けられているというニュアンスが含まれます。
物理的・生物学的な拘束
最も一般的な使い方は、戦争での捕虜や、動物園などで飼育されている動物を指す場合です。特に動物に関して使う場合、wild(野生の)の対義語として機能し、人間によって管理・飼育されている状態を指します。
飼育下の動物: captive animals
捕虜となった兵士: captive soldiers
比喩的な拘束と心理的影響
この単語の興味深い点は、物理的な鎖や檻がなくても、逃げられない状況にある人を表現できることです。例えば、誰かの話に完全に聞き入ってしまったり、強制的に何かを聴かされなければならない状況にある聴衆を captive audience と呼びます。これは、相手が物理的に閉じ込められているわけではなく、状況的にその場を離れることができないため、話し手にとって非常に都合の良い(=確実に話を聞いてもらえる)状態であることを意味します。
逃げられない聴衆: a captive audience(例:飛行機の中でのアナウンスを聴く乗客など)
類義語との使い分けprisoner と比較すると、prisoner は主に法律や刑罰によって投獄された囚人という身分や役割に焦点を当てますが、captive は捕らえられているという状態や状況に重点を置きます。また、trapped は罠にかかって出られないという絶望感や不自由さが強いのに対し、captive は誰か(または何か)によって意図的に拘束されているという支配関係のニュアンスが強くなります。
文法的な注意点captive は形容詞としても名詞としても使われます。形容詞として使う場合は be captive や remain captive のように、状態を表す動詞と共に用いられます。名詞として使う場合は、主に捕虜という意味になります。
意味
囚われの身であること。または、本人の意志に反して拘束され、移動が制限されている状態
The soldiers were held captive for three months.
兵士たちは3か月間、捕虜として拘束されていた。
ある場所や状況から離れることができない様子。特に、強制的に話を聞かされる聴衆などを指して使われる
The passengers were a captive audience for the flight attendant's safety briefing.
乗客たちは、客室乗務員による安全上の説明を聴かざるを得ない状況にあった。
野生ではなく、繁殖や研究、展示などの目的で飼育・拘束されている状態
The zoo specializes in the care of captive pandas.
その動物園は、飼育下のパンダの世話を専門としている。
囚われの身となった人
The government negotiated the release of several captives.
政府は数人の捕虜の解放について交渉した。