adenoma
adenomaは、腺組織(分泌機能を持つ細胞の集まり)から発生する良性腫瘍を指す医学用語です。日本語では腺腫と訳されます。この言葉の核心は、それが良性であるという点にあります。つまり、一般的に周囲の組織に浸潤したり、遠隔転移したりする性質を持たない腫瘍であることを意味します。
意味上の注意点と使い分け
臨床的な文脈では、adenomaとadenocarcinoma(腺がん)を明確に区別することが極めて重要です。adenomaが良性であるのに対し、adenocarcinomaは悪性腫瘍(がん)を指します。日本語ではどちらも腺という言葉を含みますが、英語では語尾の-oma(腫瘍)と-carcinoma(がん)で決定的な違いを示します。
また、adenomaの中には、時間の経過とともに悪性化するリスクを持つもの(前がん状態)が含まれる場合があります。そのため、医師がadenomaと診断したとしても、予防的な切除や定期的な追跡調査が行われることが一般的です。
実用的な表現と文脈
この単語は主に診断書や医学論文などの専門的な文脈で使用されます。日常会話で使われることは稀ですが、患者への説明などで以下のように使い分けられます。
良性の状態を伝える場合: The biopsy confirmed it is a benign adenoma.(生検の結果、それは良性の腺腫であることが確認されました。)
悪性との対比: Unlike adenocarcinoma, an adenoma does not typically spread to other organs.(腺がんと異なり、腺腫は通常、他の臓器に転移することはありません。)
文法的には不可算名詞として扱われることもありますが、特定の個々の腫瘍を指す場合は可算名詞として扱われ、複数形 adenomas が使用されます。
Used to count individual growths found during a medical examination, such as finding three separate adenomas in a single organ.
意味
腺組織から発生する良性腫瘍
The biopsy confirmed the growth was a pleural adenoma.
生検の結果、その増殖物は胸膜腺腫であることが確認された。