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irrational

Last Updated: April 30, 2026Report an Error

/ɪˈɹæʃ.(ə.)nəl/

不合理な

irrational」は、「非合理的な」「理性のない」といった意味を持つ形容詞です。人の思考や行動、感情が論理的でない、筋が通らない状況で用いられます。また、数学の分野では「無理数」を指す専門用語としても使われる点が特徴です。

意味

形容詞

理性に基づかない、不合理な、根拠のない、ばかげた

形容詞

数学において、二つの整数の比として表せない実数

名詞

数学において、二つの整数の商として表せない実数。無理数

例文

Her decision to quit her stable job for a vague dream seemed irrational to her family.

安定した仕事を辞めて漠然とした夢を追う彼女の決断は、家族には不合理に思えた。

The sudden panic buying of essential goods during the crisis was an irrational response driven by fear.

危機時の必需品の突然の買い占めは、恐怖に突き動かされた不合理な反応だった。

Mathematicians proved long ago that the number pi (π) is an irrational number.

数学者たちは昔から、円周率パイ(π)が無理数であることを証明している。

文化的背景

英語圏、特に西洋文化では「理性(reason)」が重視される傾向があり、それゆえ「irrational」であることは一般的にネガティブな意味合いで捉えられます。感情や直感に基づく行動が、論理的思考に反すると見なされる場合によく用いられる表現です。

リーディング

理性と不合理の狭間で:英単語「irrational」が持つ奥深い意味 「irrational」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? 「不合理な」「非理性的な」といった意味がまず頭に浮かぶかもしれませんね。この単語は、私たちの思考や行動が論理に基づかず、感情や直感に流されてしまうときに使われます。例えば、衝動買いをして後悔したり、理由もなく特定のものを怖がったりする時など、まさに「irrational」な状態と言えるでしょう。 面白いことに、この「irrational」という単語は、数学の世界でも重要な意味を持っています。そう、「無理数」のことですね。なぜ「不合理な」と「無理数」という、一見異なる二つの意味が同じ単語に宿っているのでしょうか? その鍵は、語源にあるのです。「irrational」は、否定を表す接頭辞「ir-」と「rational」が結合したもの。「rational」の語源はラテン語の「ratio」で、これには「理性」と「比率」という二つの意味がありました。つまり、「irrational」は「理性に基づかない」と同時に「比率で表せない」という意味も持ち合わせているわけです。 数学史において、「無理数」の発見は古代ギリシャのピタゴラス学派にとって大きな衝撃でした。彼らは宇宙のすべてを整数の比で説明できると信じていましたが、直角二等辺三角形の斜辺の長さである√2が、どうしても整数の比で表せないことを発見し、その「不合理性」に戸惑ったと言われています。このエピソードは、理性だけでは捉えきれない世界の側面を示唆していますね。 現代社会でも、「irrational」な行動は様々な場面で見られます。パンデミック時のトイレットペーパーの買い占めや、フェイクニュースに踊らされる人々の行動など、情報過多の時代において、いかに理性的に判断を下すかが問われています。私たちは、自分の中にある「irrational」な部分とどう向き合い、また他者のそれをどう理解していくべきなのでしょうか。この単語は、人間の本質について深く考えさせてくれる、示唆に富んだ言葉だと言えるでしょう。

語源

irrational」は、否定を表す接頭辞「ir-」と「rational」(理性の、合理的な)が組み合わさってできた言葉です。「rational」はラテン語の「rationalis」(理性のある、計算できる)に由来し、これはさらに「ratio」(理性、計算、比率)から来ています。元々は「理性に基づかない」という意味で使われ、後に「比率(ratio)で表せない数」という意味で数学の「無理数」を指すようになりました。