D
Dicread
HomeDictionaryCcast

cast

Last Updated: April 30, 2026Report an Error

/kæst/

キャスト

投げる、配役

cast」は「投げる」という意味が基本ですが、そこから派生して「(役を)割り当てる」「(視線を)向ける」「(影を)落とす」など、幅広い文脈で使われる非常に多義的な単語です。特に映画や演劇の「キャスト」という言葉は、日本語でもよく使われるため、なじみ深いかもしれませんね。

意味

名詞

物を投げる行為、投げ入れること。

名詞

劇や映画などの配役、出演者全体。

動詞

(物や網などを)投げる、投げ入れる。

動詞

(視線や影などを)向ける、投げかける。

例文

The director decided to cast a newcomer in the lead role, surprising many.

監督は主演に新人俳優を抜擢すると決め、多くの人を驚かせた。

Voters are expected to cast their ballots for change in the upcoming election.

有権者は来る選挙で変革のために一票を投じると予想されている。

The old tree near the river would always cast a long shadow across the water in the evening.

川べりの古木は、夕方になるといつも水面に長い影を落とした。

よくある誤用

「cast」は動詞の過去形および過去分詞形が「cast」のままで変化しない点が、しばしば誤解を招きます。多くの動詞が「throw - threw - thrown」のように変化するため、「casted」という形を使ってしまう誤用が見られます。しかし、「cast - cast - cast」が正しい活用形です。

文化的背景

「cast」は特にエンターテイメント業界で「配役」「出演者」という意味で広く使われており、映画や舞台のパンフレット、エンドロールなどでも「Cast: ...」と表記されるのをよく見かけます。これは単に「出演する人」だけでなく、作品の世界観を形作る重要な要素としての「配役」というニュアンスが強く込められています。

関連語

リーディング

多面的な魅力を持つ動詞「cast」 「cast」という言葉を聞いて、皆さんはまず何を思い浮かべるでしょうか? 映画やドラマの「キャスト」でしょうか、それとも釣りの「キャスティング」でしょうか。この多才な単語は、そのシンプルな響きからは想像できないほど、奥深い意味と多様な使い方を持っています。 まず、その根源的な意味は「投げる」ことにあります。釣り人が釣り糸を「cast」するように、あるいはサイコロを「cast」するように、何かを勢いよく放つ動作を指します。この物理的な「投げる」行為から派生して、非常に多くの抽象的な意味が生まれたのが、「cast」の面白さです。 例えば、「投票する」ことを「cast a vote」と言います。これは、有権者が自分の意思表示を「票として投じる」という行為を、非常に的確に表していますよね。また、演劇や映画で「配役する」ことを「cast a role」と言うのは、その役を俳優に「投げ与える」かのように割り当てるイメージから来ています。日本語で「キャスト」という言葉がそのまま定着していることからも、その影響力の大きさが伺えます。 さらに、「cast a shadow」(影を落とす)や「cast a glance」(ちらりと視線を投げる)のように、目に見えないものや抽象的なものに影響を与える際にも使われます。特に「影を落とす」という表現は、単に物理的な影だけでなく、暗い影響や不吉な予感を意味する比喩表現としてもよく用いられます。例えば、「The scandal cast a shadow over his career.」(そのスキャンダルは彼のキャリアに暗い影を落とした。)のように使うことができます。 このように、「cast」は単なる動作を表すだけでなく、物事の関係性や影響を表現する上で非常に便利な言葉なのです。その語源をたどると、古ノルド語の「kasta」に行き着くというのも興味深いですね。遠い昔、北欧の人々が物を投げたり放ったりする様子が、現代の私たちのコミュニケーションの中でこんなにも多様な形で息づいている。言葉の奥深さを感じさせてくれる一語ではないでしょうか。ぜひ、皆さんも「cast」の多面的な使い方を意識して、日々の英語学習や表現に取り入れてみてください。

語源

cast」の語源は、古ノルド語の「kasta」(投げる、放り投げる)に由来します。これが古英語に取り入れられ、「投げる」という基本的な意味で使われるようになりました。時を経て、物を投げる物理的な行為だけでなく、役割を「投げ与える」ように割り当てるという意味や、視線や影を「投げかける」ように向けるという意味へと発展していったのです。