Trojan
トロイア人 / トロイの木馬
名詞
複数形: Trojans
trojanという言葉は、もともとギリシャ神話に登場するTrojan(トロイア人)に由来しています。現代の日常会話やビジネスシーンでこの言葉が使われる場合、そのほとんどはコンピューターセキュリティにおけるTrojan horse(トロイの木馬)を指します。この用語は、外見は有益なソフトウェアに見えるものの、内部に悪意のある機能を隠し持っているという欺瞞のニュアンスを強く含んでいます。
コンピューター用語としての注意点
日本語でもカタカナでトロイの木馬と呼びますが、これは単なるウイルス(virus)とは異なります。ウイルスが自己複製して広がるのに対し、trojanはユーザーに便利なツールだと信じ込ませて自発的にインストールさせるという点に特徴があります。そのため、文脈によっては偽装されたや裏切りといった比喩的な意味合いで使われることもあります。
混同しやすい表現と使い分け
malware:悪意のあるソフトウェア全般を指す広義の言葉です。trojanはこのmalwareの一種に分類されます。
spyware:情報を盗み出すことに特化したソフトです。trojanがspywareの機能を搭載していることは多いですが、trojanはあくまで侵入の手法(偽装)に焦点を当てた言葉です。
例えば、このファイルはtrojanだと言うときは、単に有害であることだけでなく、正当なファイルに見せかけていたという点に注意を促しています。