surjection
全射
名詞
複数形: surjections
surjectionは、数学の集合論において、ある集合から別の集合への写像が全射であることを指します。これは、行き先の集合(終域)にあるすべての要素が、少なくとも一つの元の要素(定義域)に対応している状態を意味します。つまり、終域に余りの要素が存在しない状態です。
injectionやbijectionとの違いsurjectionを理解する上で、他の写像の概念と比較することが重要です。
injection(単射):定義域の異なる要素が、終域の異なる要素に写る状態です。全射とは異なり、終域に誰も対応していない要素があっても構いません。
bijection(全単射):surjection(全射)であると同時にinjection(単射)でもある状態です。これにより、2つの集合の間に完全な一対一の対応関係が成立します。
実用的な視点と注意点
数学的な文脈では、単に全射であると言うだけでなく、ある写像がsurjectionであるかどうかを証明することが頻繁に求められます。例えば、関数 $f(x)$ が全射であることを示すには、終域の任意の要素 $y$ に対して、$f(x) = y$ を満たす $x$ が定義域の中に必ず存在することを示す必要があります。
また、日本語の数学用語では全射という簡潔な表現が一般的ですが、英語ではsurjective functionのように形容詞形として使われることも多い点に注意してください。