some
/sɐm/
someは、数量や正体がはっきりしない、あるいは特定しない場合に幅広く使われる言葉です。日本語では文脈に応じていくつかの ある いくらかのなどと訳し分けられますが、根本的なニュアンスは全体ではなく、その一部であることにあります。
数量の不特定さと肯定的なニュアンス
肯定文で使われる場合、数えられる名詞(複数形)や数えられない名詞の両方に付き、漠然とした量を表します。anyが疑問文や否定文で何でも 少しも〜ないという全否定や不特定な選択肢を指すのに対し、someは(少なくとも少しは)存在するという肯定的な前提が含まれています。
I have some ideas.(いくつか考えがある。=具体的にいくつかは言わないが、案が存在している)
I need some water.(水がいくらか必要だ。=具体的な量は問わないが、一定量が必要である)
正体不明の特定
単数名詞の前に置かれたsomeは、ある〜という意味になり、話し手にとって正体がわからない、あるいはあえて特定しない人物や物を指します。これは数量ではなく、個別の正体に焦点を当てた表現です。
Some man called you.(ある男があなたに電話してきた。=誰だか知らないが、一人の男が電話した)
概数としての表現
数字の前に置かれると、およそや約という意味になります。これは about や approximately と似ていますが、より口語的な響きを持ちます。
some 20 people(およそ20人)
文法的な注意点
数えられる名詞に使う場合は通常複数形になりますが、前述のある〜という意味で使う場合のみ単数形になります。また、疑問文であっても、相手がはいと答えることを期待している場合や、何かを提案・提供する場合は any ではなく some が使われます。
Would you like some coffee?(コーヒーはいかがですか?=飲むことを想定して勧めている)