notorious
notoriousは、単に有名であるということではなく、悪い意味で有名である、つまり悪名高いという強い否定的なニュアンスを持つ単語です。日本語の有名はポジティブな意味でもネガティブな意味でも使われますが、英語ではfamous(肯定的な名声)とnotorious(否定的な名声)を明確に使い分ける必要があります。
意味の使い分けと注意点
この単語は、犯罪者、不道徳な行為、あるいは非常に評判の悪い製品や場所などに対して使われます。もし、誰かが素晴らしい功績で知られている場合にnotoriousを使うと、皮肉に聞こえるか、あるいは重大な誤用となります。
❌ a notorious scientist(偉大な科学者を指して使うのは不適切です)
✅ a notorious criminal(悪名高い犯罪者)
また、文脈によっては(悪い意味で)よく知られたというニュアンスで、必ずしも犯罪のような極端な悪行でなくても、例えば渋滞で有名な道や気難しさで知られる上司といった日常的な不便さや欠点に対しても使用されます。
類義語との比較famousやwell-knownとの違いを理解することが重要です。famousは一般的に肯定的な名声や、中立的な知名度を指します。一方でnotoriousは、その知名度の根拠が不名誉なことである場合に限定されます。
famous:多くの人に知られており、通常は尊敬や称賛を伴う。
notorious:多くの人に知られているが、軽蔑や嫌悪を伴う。
文法的な特徴
形容詞として名詞を修飾するほか、be notorious for ...(〜で悪名高い)という形で、何が原因で悪い評判を得ているのかを具体的に説明する際によく使われます。
The city is notorious for its high crime rate.(その都市は高い犯罪率で悪名高い。)