secular
世俗的な / 非宗教的な
形容詞
secularは、宗教的な権威や精神的な世界から切り離された、現実的で世俗的な事柄を指す言葉です。単に宗教を信じていないという個人の状態ではなく、社会制度、法律、教育、あるいは歴史的な時代区分など、公的な枠組みや客観的な視点から非宗教的であることを強調する場合に用いられます。
例えば、政治と宗教が分離している状態を指して世俗的な政府と表現したり、聖職者ではない一般の人々の生活を世俗的な生活と呼んだりします。このように、聖なるもの(sacred)に対する対義語としての性質が強く、社会的な構造や制度のあり方を記述する際に非常に重要な単語です。
混同しやすい表現との違いsecularは、個人の信仰心がないことを意味する atheist(無神論者の)や non-religious(非宗教的な)とは使い分けられます。non-religiousが単に宗教を持っていないという欠如を示すのに対し、secularは宗教的な影響を排除して運営される仕組みや体制という概念的な側面を指します。
secular education: 宗教的な教義に基づかない、世俗的な教育
secular music: 賛美歌などの宗教音楽ではない、世俗的な音楽
日本語への翻訳における注意点
日本語で世俗的と言うと、俗っぽいや欲深いといったネガティブなニュアンスが含まれることがありますが、英語の secular にはそのような価値判断は含まれません。あくまで宗教的か、そうでないかという客観的な区分を示す言葉です。文脈に応じて非宗教的なや世俗のと訳し分けることで、不自然なニュアンスを避けることができます。