peerage
この単語は、主にイギリスなどの君主制国家における特権的な階級や、その地位そのものを指します。日本語では貴族階級や貴族の位と訳されますが、単に社会的な身分が高い人々を指すのではなく、法的に認められた称号(公爵や伯爵など)を持つ集団という厳格な制度上の意味合いが強い言葉です。
類義語との使い分け
nobility と非常に似ていますが、nobility はより一般的で、血統や気高さ、あるいは広義の貴族階級全体を指す傾向があります。一方で peerage は、特に法的な権利や議席、世襲の称号といった制度としての貴族制度や具体的な位階に焦点を当てた表現です。
nobility: 貴族という概念や、高貴な性質を持つ人々を指す(例:気高い精神)。
peerage: 法的に定義された貴族の位や、その称号を持つ集団を指す(例:貴族の位を授与される)。
注意すべき点
この単語の語源である peer は同等の人や仲間を意味します。そのため、法的な文脈では peer が陪審員を指すことがありますが、peerage となった場合は完全に貴族制度という特定の社会階級の意味に限定されます。日本語で仲間や同僚という意味で peer を使う場合と、この peerage が指す世界は全く異なるため、混同しないよう注意してください。
❌ 誤用例:He joined the peerage of the company.(会社の同僚グループに入った、という意味では使えません)
✅ 正用例:He was raised to the peerage.(彼は貴族の位に上げられた)
文法的な特徴
不可算名詞として扱われることが多く、制度や階級全体を指します。ただし、個別の称号や特定の位階を指す場合には可算名詞的に扱われることもあります。
Countable when referring to a specific individual title granted to a person. Uncountable when referring to the entire class of nobles as a social group.
意味
王国や国家における貴族の集団
"The peerage gathered for the coronation."
戴冠式のために貴族階級の人々が集まった。
貴族が持つ世襲の称号や階級
"He was granted a peerage for his services to the crown."
彼は王室への貢献が認められ、貴族の位を授けられた。