ergot
麦角
名詞
複数形: ergots
ergotは、主にライ麦などの穀物に寄生する菌類によって形成される硬い菌核を指します。この菌類が産生するアルカロイドは強力な毒性を持ち、歴史的に多くの人々が誤って摂取したことで、幻覚や四肢の壊死を伴う麦角中毒を引き起こしたことが知られています。
医学的および歴史的背景
医学的な文脈では、ergot由来の成分が血管収縮作用を持つため、かつては分娩後の出血を抑えるなどの治療に利用されてきました。しかし、副作用が強く危険であるため、現代では高度に精製された医薬品としてのみ管理されています。歴史的な文脈では、中世ヨーロッパで発生した集団的な幻覚症状の原因として、汚染された穀物の摂取が有力な説の一つとして挙げられます。
用語の使い分け
植物病理学や農業の分野では、穀物の品質を低下させる有害な菌類として扱われます。一方で、化学や薬理学の分野では、そこから抽出されるergot alkaloids(麦角アルカロイド)という特定の化学物質に焦点が当てられます。単にergotと言う場合は、物理的な菌核そのものか、あるいはその毒性全般を指すことが一般的です。
意味
名詞麦角
ライ麦やその他の穀物に寄生する菌類(`Claviceps purpurea`)で、摂取すると麦角中毒を引き起こす可能性のある、暗色で硬い菌核を形成すること
The contaminated grain contained a high concentration of ergot.
関連語
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