dirigisme
ディリジスム
名詞
dirigismeは、フランス語のdiriger(指揮する、導く)に由来しており、国家が経済の方向性を積極的に決定し、管理する体制を指します。単なる市場への介入ではなく、国家が明確な目標を掲げて産業構造を意図的に作り変えようとする強い指導的な意志が含まれている点が特徴です。
計画経済との違い
完全なplanned economy(計画経済)とは異なり、dirigismeは私有財産制や市場メカニズムを完全に排除するものではありません。民間企業の活動を認めつつも、政府が指標的な計画や規制、金融的な誘導を通じて、国家にとって戦略的に重要な分野に資源を集中させるというハイブリッドなアプローチを取ります。
歴史的背景と現代的な文脈
特に第二次世界大戦後のフランスにおいて、国家産業の再建や近代化を迅速に進めるために採用された経済モデルとして知られています。現代では、特定の国家が戦略的産業(半導体やエネルギーなど)に対して強力な産業政策を展開する様子を説明する際に、比喩的にこの言葉が使われることがあります。